雑沓刺繍

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夏休み 2005.07.17

きょう また夏がきて
なにごともなく過ぎるだろう
狂騒と焦燥で
一日は たやすく明けた

腹を減らして 歩いた
金がなくて 笑った
いつでも夢を、と
昨日も そう思った

あれらは 幻だったのか?
わたしは
むなしいものではなかったと
うたう歌のなか

時の向こうの あの頃に
解けない謎をおいてきて
夢みた日から 今日までを
さがし物して 歩いている


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