雑沓刺繍

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あくびのたび 2003.06.01

ひとつ大きなあくびでもして
電車にのって旅をしたい
そりゃもう
風も雲も友達ちゅうもんでしょ

ねむっているうちに回送になって
車庫が終点だとしても
まちがいなく朝はやってきて
また あたらしい一日がはじまる

だれにも
どこがかぎりかわからない
一日ひとひの積みかさねかね

ガーッとはしる日もあれば
のんびりとひるねの日もあって
からだがもつんじゃないか


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