寄稿作品

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フィクション大魔王 2005.04.04

感動を言いたさに
身ぶり 手ぶり ことばを求めた
音もいい 絵でもいい
なぜか いつも 焦っていた

言いたいことが 褪せないように
背伸びしてみたけれど
伝えるものが 見えなくなって
くやしくて 泣きました

伝わってるか わからない不安で
もう なにも考えられなくなるくらい
はずかしくて 死にそうになるけど
伝えきれない 切なさが 身に残る

ひびく時だけ歌なら 役たたずかもしれないけど
歌は終わらないでしょう
伝えたいことを思いだすまで
いまが ぼくを活かしてる

感動の言いたさを
言い尽くしてしまえばいい
あれもいい これもいい
どれも みんな きもちいい

なんでもいい 意味をのんで
あくびしてみたけれど
伝えることは ぼくのフィクション
たのしくて やっぱ 泣きました


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